サンタなんか嫌い

それで、結局サンタは来なかったわけ。
だって、何を用意したって「違う!」って言うんだろうし、
「サンタさんを試してるの」とかって可愛くないこと言うんだもの。
25日の朝、相変わらず遅く起きた娘は、ふとんの中で大声で泣きはじめた。
「キーッ!」「ばかー!!」
声が枯れるまで叫び続けて、いろんなものを投げつけながら怒って泣いて。
ああ、プレゼントがなかったことを怒ってるんだなあって思ったけど、
知らないふりして私は仕事をしていた。
そのうちこっちにも物が飛んできて、キーキー叫びながらにらんでるので、
ちょっと身の危険を感じたので外へ出た。
外に出てもうちのベランダから娘の叫び声とドスドス足をふみならす音が聞こえてくる。
は〜〜〜〜。まいったなあ。
しばらく近所をぶらぶらしてから帰ったら、娘もちょっと落ち着いていて、
猿から人間の子供に戻っていた。
「ママー、サンタが……」涙ぽろぽろ。
「そうか、サンタもきっと生きてるイーブイが見つからなかったんだよ。
ママが代わりにプレゼント買ってあげるから買い物にいこうか」
「うん、行く」
ということで、結局ゲームソフトを買って帰ってきたわけだけど、
その日は一日中「サンタのバカ!」「サンタなんか嫌い!」って言い続けていた。
「今日のことは絶対に忘れない! 来年は今年の分もあわせてふたつもらう!」とも。
なんか、サンタってなんなんだろう? プレゼントくれて当然?
くれなかったサンタが悪者?
だいたい、昨今の子供達の中に蔓延しているこのサンタ信仰ってなんなの?
子供のサンタ信仰を、夢を壊さないように、親はあれこれ一生懸命。
でも、なんというか、うちはいいやって思ってて、
正直なところもうめんどくさくなっちゃってたな、私。神社の娘だし。
今年は私も「クリスマスなんか嫌いー」と叫びたい気分だった。
でもね、ちょっと後悔してる。
たぶん自分だけにサンタが来なかったこと、ものすごくショックだったんだと思う。
哀しくてくやしくて爆発しちゃったんだと思う。
どうせ、遅かれ早かれそろそろ現実に気がついちゃうんだし、
それまでは、プレゼント、そっと置いておいてあげればよかったなあ〜。
だけど、生きてるポケモンは無理なんだけど……。
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by momeco | 2011-12-30 11:05 | 日常


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