2011年 06月 22日 ( 1 )

ホームエデュケーションへ

じとじとしたり、ザッと降ったり、カーッと日が照ったり、
まるで梅雨時期の空模様そのもののような我が家の日々です。
今はとても落ち着いています。
週末、とあるフリースクールが開催する
「登校拒否を考える会」というのに参加してきた。
よかったよー、ほんとに行ってよかった。涙。
我が子の不登校に悩む親御さん(おじいちゃんもいた)が何人も来ていて、
それぞれにいろんな気持ちを抱えていて、
それでも子どものことをひたすら想って、ここへ来た人たち。
主宰の奥地圭子さんも、スタッフの方もみーんな自分の子どもの不登校、
あるいは自分自身が不登校の経験をしてきた人たちばかり。
3時間以上もみんなで思い思いの気持ちを語り合って、
すごく、すごく、考えさせられた。
子どもの年齢は小学生から中学生。不登校の原因はさまざま。
いじめや先生の対応、それにうちのようなよくわからないパターンの人も多い。
先生の対応や、親の対応もいろいろで、子どものみならず、親自信が傷ついている人も。
父親が不登校を認めずに、今も子どもに対して厳しい態度であるという家庭も多かった。
そういう状況だと、子どもはどこにも安心できる場所がなくて、
摂食障害や自傷行為など自分自身を責めてしまうしかなくなることなど。
逆に父親はすんなりと認めているけど、母親のほうが納得できずに不安になっている人もいた。
そういう意味ではうちは私さえ腹をくくればいいわけなので恵まれているかもなあ。なんて。
奥地さんのアドバイスは一貫して「子どもの気持ちに立つ」ということ。
何をしても否定しない。その子自信を認めること。
大人の価値観で子どもを見ないということだった。
学校に行かずに家でどのように過ごすかについての話合いには、
実際にフリースクールの指導員をしている方がアドバイスをくれる。
うちもそうだけど、やっぱりみんなが学校に行っている時間は
テレビやゲームなどはやらせないようにしている家庭がほとんどだった。
だけど、それじゃあだめだとのこと。
大事なのは「劣等感や罪悪感を持たずに不登校すること」だから。
まったく自由にやりたいことをやる(命にかかわること以外はなんでもOK)。
何もやりたくなければやらなくてもよし。やらない自由ももちろんあり。
そこで何をしようがしていまいが、その子であることには変わりなく、
その子の存在そのものを家族が認めることで、子どもも自分を認めることができる。
そんなお話だった。
もっと具体的なこれからのことのアドバイスもたくさんもらえた。
とにかく、私の考えていたことは半分は同じだったけど、
まだまだ大人の価値観で娘を見ていたなと思った。
最後に話された孫の不登校に戸惑っているおじいちゃんの発言はすごかった。
「戦後の大変な時代に学べないのにみんな必死に学んで生きてきた。
不登校だなんて、ふざけんな! 甘えてんじゃない!
辛いこともがんばって乗り越えてこそ、人生はいいものになるんだ。
みとめましょうだ? 見守りましょうだあ? ふざけんなだよ!」と話は止まらない。
孫には直接言えないのだそうだ。孫を傷つけるなと奥さんや娘に止められていて、ぐっと我慢している。
だからここにきて不登校の子どもの気持ちを勉強しようとしている。
奥地さんの著書も何冊も読んだのだという。考える会に来るのも2回目。
だけど、やっぱり「ふざけんな!」と思ってしまうんだと。
奥地さんは「お孫さんに直接言ってみなくちゃ何も始まらないですよ」と言っていた。
私はその場ではそのくそじじいに腹が立って仕方がなかった。
そんな話はもうさんざん自分も考えて迷って、人からもさんざん言われてきたこと。
じじい! 頭が堅いんだよ! と叫びたかった。
だけど、家に帰る道々ゆるりと考えた。
おじいちゃんも闘ってる。知らん顔していてもいいことなのに。
可愛い孫のために、自分の価値観と闘ってるんだなあって。
こういう頑固な人が本当に心から認めてあげられたら、強いだろうなって思う。
燃えていた頭がすーっと冷えた。心がやわらかくなった。

その晩、娘とお風呂に入りながら話をした。
そうして我が家は「学校には行かなくていい」(もちろん行ってもいい)ということになった。
娘は「ママ、ありがとう」と言って笑った。

月曜日、養護の先生に話した。
病院の先生の対応のこと。診断書はもらったけれど、
私はこの診断書は娘のことじゃないと思ってるので提出したくない。
支援クラスの申し込みはやめます。登校刺激ももうしないでほしい、などなど。
先生は娘のことをとてもわかってくれていて、
私のことも心配してくれて、とても複雑な心境だと言ってくれた。
「でも、確かに毎日保健室にしかいられなくて本読みだけするなら、
家にいたほうがもっとリラックスできるんだろうなとは思っていました。
敏感な子だから、保健室にいても罪悪感がたまっていたと思う。
このところどんどん態度もよくなくて、友達にもつっけんどんで、
先生の目も見ないようになっていたので心配でした」と。
そうなんです。その通りなんです。
今後は週に1回は私だけは顔を出して必要な用事は済ます。
健康診断や行事には出られたら出る。
私のスクールカウンセリングは続ける。。などなど話して帰る。
最後まで先生は「待ってる」って「大好きだから」って言ってくれた。
その後電話で、支援クラスのコーディネーターの先生が
「そういう選択もありだと思う」と言ってたと聞いて、とてもうれしくなった。

火曜日、教育委員会に支援クラスの申し込みを取り下げる電話をした。
これで、ようやくすっきりした。
よかったと思う。
「なんか違うな。。」と思う方向へどんどん流されて行きそうだったから。
立ち止まれて、流れを停止できて、本当によかったと思う。

フリースクールも検討中だけれど、とりあえず夏だし!
家でゆっくりとホームエデュケーションすることにした。
この先どうなっていくかはわからないけど、
そういうことに我が家は決めました。

原発もついでに止められるといいなあと思うんですけど……。
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by momeco | 2011-06-22 14:23 | むすめ