2012年 01月 07日 ( 1 )

飛行機おりました……!?

12月30日
めちゃくちゃに体調が悪いので何も出来ずに撃沈。
ほんとは、仕事を片付けて、部屋の掃除をするはずの日だった。


12月31日
朝ちょっとだけ仕事をして
荷造りして新潟へ。
大掃除も忘年会も年賀状書きも、何もできなかった(毎年のことだけど)。
実家は神社なので大忙し。甥っ子ふたりの受験生も来ていて
紅白を見つつ、小豆を煮たり、雑煮をつくったり、そばを茹でたり……。


1月1日
朝の4時に寝たのに7時に起こされ、
巫女のバイトさんたちのための朝ご飯作り。
父と兄も朝からお祓いまわり。
夕方まで甥っ子たちも手伝っていたけど帰ってしまった。
両親と私の三人で静かな正月。
お義姉さんがつくってくれたおせち料理を食べながらしっぽり。
家の敷地内の下水管が松の木の根っこのせいで壊れてしまい、
その修理代が何十万もかかるとか、身体のあちこち痛いとか
まあいろいろと暗い話ばかりが話題にのぼる。
こういう親の愚痴を聞くのも親孝行のひとつなんだろうね。切ね。


1月2日
夜は寒くてよく眠れない。私でさえこんなに寒いのに、
年老いた両親はどんだけ寒いかね? 暖房つけてるんだけどね。
すきま風だらけなんだよね。天井のクロスも剥がれかけてるし。
なんでか6時前には起きちゃうんだよね。寒いから。
ストーブつけて、お湯を沸かして朝ご飯をつくる。
実家に帰ると親がごちそうつくって歓迎してくれて……っていうのは昔の話。
散々やってもらったんだからしょうがない。
焦げ焦げのガス台や鍋を磨いて、換気扇を掃除して
冷蔵庫の中の賞味期限切れやカビの生えたなんだかわからないものを処分。
「あれも出来ない」「これも出来ない」という両親の話を聞き、
兄の両親への冷たい仕打ちを嘆き、
傾いた実家への寂寥感に打ちひしがれて心臓が痛くなってくる。切ね。


1月3日
娘が札幌から帰ってくる。
義姉も兄も車を出せないというので、バスで行こうかと思ったけど、
友達に頼んだら車を出してくれることになったので、
到着時間の30分前に迎えに来てもらう。
朝から札幌の兄に電話して忘れ物がないように確認。
娘はてきぱき動けないから飛行機に遅れないようにとお願いする。
しきりに「大変だよー」と嘆く兄。
だから最初から大変だよって言ったでしょ(笑)。
兄から「搭乗したよ」という電話を受けて家を出る。
新潟空港に向かって車を走らせ、もうすぐ到着というときに電話がなった。
エアドゥの人から
「トイシエランさんが機内で泣いてしまって着席できませんでしたので、
降機してしまいました。トイシマモルさんに連絡がつきませんでしたので
こちらに電話しました」
はい?どゆこと?
「じゃあ、飛行機に乗ってないんですか?」
「はい。着席できませんでしたので降りました」
がーん!なにやってんだよー!!
兄の電話はつながらず姪っ子に電話。
まだ千歳空港にいたのでよかった。すぐにエアドゥのカウンターに行ってもらう。
こちらはとりあえず新潟空港に行っても仕方がないので実家に戻る。
兄が娘に会えたので電話で娘と話す。
「どうしたの?なんで乗れなかったの?」
「ママには言いたくない」
「次の飛行機が最後の飛行機だから、それに乗って帰ってきて」
「やだ」
「明日はおじちゃんたちみんな仕事だから今日しか帰れないから帰ってきて」
「やだ」
それから何を言っても「やだ」「やだ」で、
「どうしたらいいの?」って聞くと
「ママが迎えにきて」って。
うそー! 飛行機だよ、そりゃないよー。
とりあえず兄にまた説得してもらうことにして電話を切る。
父も母もびっくりしていた。私はもう、いろんな感情が入り交じって心臓バクバク。
兄から電話。
「何を言ってもだめだ。もう次の飛行機まで時間がないからだめかもしれない。
今、娘が説得してるけど、だめだったら一旦家に連れて帰る」って。
ごめんなさい! はぁー、もう、なんで!どうして?
なんで、そこまで頑固!?
父は「明日お前が迎えに行って来い、飛行機の切符調べろ」って言うし。
それしかないのかなーって諦めかけたとき、兄から再び電話。
「乗るって! 飛行機の出発が遅れてるから乗れそうだ!」
うそ!すごい!姪っ子、素晴らしい! 
搭乗口で兄と別れるときもぽろぽろと泣いてたという娘。
兄の匂いのついたハンカチをお守りにもらって、泣きながら乗ったらしい。
それでも、前例があるのでみんな飛行機が飛び立つまでどきどき。
50分遅れでようやく無事に飛び立ったと連絡がきて、ちょっと安心した。
姪っ子の説得の決め手は漫画だったらしい。
飛行機の中で読む漫画を買ってもらって、それでようやく決心できたよう。
新潟空港でゲートから出てきたときの娘の第一声は
「あさみ様のおすすめにチーズケーキがもう溶けちゃったかもしれない」だった。
ああ、もう、ほんとに!
やってくれるよ、すごいよ、おどろきだよ!
母に「どういう育て方したらこうなるのかね」と嫌みを言われ、
父には「じいちゃんの育て方が間違ってたのかなあ」とまで言われ、
兄やお義姉さんの呆れ果てた顔を想像して心臓が痛くなり、
それでも、やっぱりこの先も、私が
この人を全面的に受け止めてやっていかねばならないのさという
決意を新たにせざるをえない新年の出来事でありました。
さてさて、その後、本人に話を聞くと、
飛行機の件についてはやっぱり何も話してくれず。
でも札幌では楽しかったようで、PSPやら初音ミクやらの話は夢中でするし、
スキーももっとやりたかったし、プールももっとやりたかったし、
本人は思いきり自由に過ごしてきたみたいで満足げ。
「来年も行くよ」とまで言っている。
「おじちゃんは大変だったみたいだからもう札幌には呼んでもらえないかもよ」
と言ったら、びっくりしたような顔をしていた。
「意外」っていう顔。あははは。さすが。
とりあえず、今年の目標は「返事をすること」とします。
無視、聞こえないふり、めどくさいから答えないっていうのが
相手をどんだけ不快な気持ちにさせるかってことを
なんとかわかってもらわないと。
小さなことからこつこつと。
助走が長いタイプなんです。
いつかポーンと飛び立つその日まで
長い長い助走に伴走していく所存です。
[PR]
by momeco | 2012-01-07 01:02 | むすめ