2012年 03月 16日 ( 1 )

特別支援クラスの面談

今日は娘の特別支援学級の通級認定面接の日だった。
在籍している小学校の同じ敷地内にある、情緒障害の支援学級です。ADHDや自閉症などの子供達が週に何時間か通っているところ。
娘は去年何日か体験させてもらって、先生方とは仲良くなっている。
施設は素晴らしく室内に体を存分に動かせる広さと楽しい遊具が揃っている。
娘にとっては「勉強さえしなくてよければ楽しいところ」だと思う。
我が家(というか私)は去年通った心の心療科でのひどい対応に懲りているので、病院の診断はお断りしている。診断書が必要ということであれば、通級を申請しませんと伝えてあった。
娘の様子を見ていて私が思うに、病院で発達障害と認定されることは娘にとっては意味がないという気がしているので。スタンダードと比べたらそりゃ発達が遅かったり早かったりする部分はあるだろうけれど、それは誰にだってあるし、娘の場合はそれを矯正したり、ましてや治療したりする必要はまったくないと思うから。
今回は学校側の配慮があって、診断書がなくても申請できることになって、今日は親子で教育委員会や目黒区の校長先生方との面接ということになったのだけど……。
なにしろ、校門をくぐるのさえ久しぶりのこと。本人が行きたくなければそこで終わりですから。まあ、それならそれでいいやと思って。学校側も「来れなかったら無利しないで」という対応だったので助かった。
娘自身はどういう心境だったのかは定かじゃないけど、前もって説明はしておいたので「時間だよ」と誘ったら「わかってる」って、わりあい上機嫌で出発。校門のそばまで来るとちょっと緊張してる感じがしたけど、まっすぐ保健室に行って、養護の先生に会ったらすぐに笑顔になってホッとした。
面接は3種類で、最初に娘だけで支援の先生と行動などの審査。その後親子で精神科医と面談。最後に教育委員会と校長先生との面談。
久々の学校だというのにそんなにできるかいな〜と最初から不安な私。
娘は最初の行動の審査では楽しそうにやっていたようで、調子に乗って広いフロアでソク転しまくっていた模様。
次は精神科医との面接。「何が好きなの?」とか「苦手なことはある?」などの先生の質問にはどう答えていいかわからないのか軽く無視。
「得意な勉強はなに?」
「勉強はきらい」
「そうかあ。アメリカの有名な水泳選手のフェルプスもね、勉強は苦手だったんだって。でもオリンピックであんなに活躍できればいいよね」
「うちオリンピックとか見るのきらい」
「そうかあ」
「絵かいていい?」
「いいよ。好きなだけかいていい」
で、その後はずっと女の子の絵を描いているだけ。先生は「うまいねえ」と言ってみてるだけ。そのままシーンとして15分くらい経って、先生は
「はい、あなたのことはよおくわかりましたよー。おわりです」と言った。
最後は教育委員会の方々と校長先生たちとの面談。
4〜5人のスーツの男性方とおばさま方を目の前にして座ったものの、娘はずっと私の肩やひざに顔をうずめて、質問にも答えずに、黙っている。
ときどき手だけでジェスチャーで答えてるので、完全に無視してるわけではないのだけれど。
私の希望はひとつだけ。娘は体を動かすのが大好きなので、この施設で思いきり運動させてもらえるとうれしい(ここのところで娘は親指を上げて同意していた、笑)。あとは、とくに何も求めていないし、そもそも通いたくなければ通わなくてもいいと思ってる。
学校側としてはそういうわけにはいかないから、「遅れてる勉強を取り戻すお手伝いをしたり、お友達との人間関係をうまくできるようなコミュニケーションの仕方を学ぶ場にしてほしい」とかなんとか言っていましたが、私はただただ運動して発散させてもらいたいだけなので、とくに返事もせずに、なんともやる気のない親子という感じで面談は終わった。
部屋を出たとたんに娘は「ブハーっ!」と大きく息をはいて「苦しかった〜」って。
「なんで?緊張したの?」
「違う、あの匂い、香水の匂いと加齢臭で、死ぬかと思った〜」だって。
!!!!
ああー、それでああいう態度だったのかー!
たしかに言われてみたら香水きつかったかもしんない。匂いに敏感な娘にとっては拷問だったのかもね。加齢臭はしなかったと思うけど、スーツ姿のおじさんたちに囲まれたらそう思ってしまうのかも。あんたはやっぱり正直だね。恐れ入りました!
帰り道、
「あのひとりだけのおじさんはけっこういい人だったな」
「あの人は精神科のお医者さんなんだよ」
「さすが専門家だね、わかってるね」だって。生意気な。
なんだかなー。私は疲れたよ。もう酒飲んで寝たい気分。

これが娘にとっていいことか悪いことか、この日までずーっと考えていて、
……でも考えたってわからないから、とりあえずやってみようと思った。
親だからといって子供のことを勝手に決められないものね。
まあ経験のひとつとして、話題のひとつ、酒のつまみのひとつとして、
軽く考えていればいいんじゃないかなーという結論に達したのでした。
どうなるんだろうか。娘は本当はどう思ってるんだろうか。
……それも考えてもしょうがないよね。
その日、その日、今だけを見て一生懸命やるだけよん。
たまにはサボったり、ゆるんだりしながらね。
[PR]
by momeco | 2012-03-16 21:30 | むすめ